
今回お話を伺った黄金人は橋元養鶏場の橋元さんです。口コミで直売が増えてきた「双子の黄金卵」について、販売の経緯や飼育方法を伺いました。
「双子の黄金卵」をより多くの方に届けたい

一般的な大きさの卵でも黄身が濃厚で「黄金色」が特長の橋元さんの卵ですが、年に1度養鶏場内で「双子の卵」がたくさん生まれるタイミングがあります。
通常、卵を産み始めた若鶏が排卵周期の不安定さから双子卵を産むことが多いですが、これらの卵はサイズが大きく『規格外』として扱われてしまうため、一般的なスーパーではほとんど見かけることはありません。

これまで橋元養鶏場でも、双子卵は規格外品としてマヨネーズ加工などの業務用に出荷していました。
規格外として扱われてしまう卵ゆえに、直接買いに来てくれたお客様にサービスしていたところ、「黄身がふたつ入ってて幸運を感じた!」や「すごく嬉しい気持ちになった!」というお声をいただき、「一般の人に双子卵はきっと喜ばれるはず」という考えを持つようになり、一般向けの直売を開始することにしました。
こだわりの飼育方法で濃厚な味わいを実現

橋元養鶏場では、卵の豊富な栄養価と濃厚な味わいのために、飼料に徹底的にこだわっています。
鶏の消化が早いため、与えられる食べ物がすぐに卵の質に影響しますが、栄養価の高い飼料を与えることで、卵は赤みを帯び、黄身は「黄金色」に色づきます。
また、約一万羽の鶏を成長段階に応じて分け、各鶏舎で丁寧に管理し、季節ごとに虫対策や温度対策にも細心の注意を払っています。
地元涌谷町での楽しみ方

この新鮮で栄養豊富な橋元さんの黄金卵は、涌谷町の天平ろまん館売店とろまん館内レストラン・わくやキッチン、ハンバーグレストラン・つきみちでも提供されています。
黄金卵で食卓に美味しさと笑顔を届けたいと、地元での販売にも力をいれています。
双子の黄金卵は年間を通して採卵はされますが、今年は5月がチャンス! 期間限定ですが、幸せを感じられる双子の黄金卵が味わえるセットをご用意しました。
ぜひ一度、この濃厚で栄養満点の「黄金卵」をご賞味ください。
”黄金人”とは
日本で初めて黄金を産出した涌谷町。そんな涌谷を拠点に活躍する生産者の方々を「黄金人(おうごんびと)」と呼び、ものづくりにかける想いを聞かせてもらます。